News & Topics

令和4年度 建設業年末年始労働災害防止強調期間 (実施期間:令和4年12月1日~令和5年1月15日)

12月1日(日)より、「令和4年度 建設業年末年始労働災害防止強調期間」が始まりました。

スローガンは 『無事故の歳末 明るい正月』です。

期間は、令和4年12月1日から令和5年1月15日となります。

これから迎える冬期には、乾燥による火災事故、凍結や降雪等に伴う通勤災害、年末年始の工事の輻輳化による労働災害のリスクの高まりが懸念されます。

本強調期間実施要領より、建設業の労働災害で最も多い墜落・転落災害による死亡者数は75人(本年10月現在)で昨年同時期より12人増となり、死亡災害に占める墜落・転落災害の割合が約4割を占めていることから、高所作業における作業床・手すりの設置、新規格に適合するフルハーネス型および胴ベルト型安全帯の使用をはじめとした墜落・転落災害防止策の一層の推進が掲げられております。類似災害の防止を徹底してください。

協力会社の皆様におかれましては、期間中に実施する下記安全衛生活動へのご協力をお願いします。

《安全衛生パトロールの実施》
 ・コクシン安全衛生協力会会員と協働で、墜落・転落災害を防止するという視点で現場パトロールを実施する。
《作業所での実施事項》
1.安全衛生パトロールの実施
・ 職長は、下記の「作業所における実施事項」を重点に、自社が施工している現場の安全衛生パトロールを実施する。
2.未熟練者を含む自社作業員へのフォローアップ
・ 職長・安全衛生責任者は、未熟練者および若年層を含む自社作業員が災害を起こすことのないように、適正配置、指導を行い、監視、フォローを行う。
3.作業所における実施事項
・現場担当者は、墜落災害撲滅パトロールの実施する。
・現場担当者は、実効ある現場巡回(特に朝礼後)を実施する。
・墜落・転落災害を防止するという視点で巡回し、床開口や床端部、不安全な作業床や仮設設備、作業環境がある場合は指摘して即刻是正させる。
《安全衛生作業手順書、現地KYシートの活用、一人KYの実施》
・ 重点危険作業(天井内作業含む)について漏れなく「安全衛生作業手順書」が作成され、危険の特定と対策が適切か、またチェックリストとして活用されているかを確認する。特に墜落・転落災害発生の恐れがある天井内作業や高所作業の手順書は、管理職が必ず確認する。
・ 実効ある現場巡回により、「安全衛生作業手順書」、「日報」、「現地KYシート」、の記載通り作業されているか確認の上、指導して改善を図る。
職長・安全衛生責任者は、「安全衛生作業手順書」を作業場所に掲示し、現場でチェックリストとして活用 すると共に、特定された危険を「現地KYシート」で確認し、作業員に周知・対策の実施を徹底させる。
作業員は、事前に「安全衛生作業手順書」で作業手順および作業方法を理解して、当日の「現地KYシート」で 危険のポイントを把握し、自分の判断だけで予定外の作業を行わない。
《ポスター掲示》
・本期間用ポスターを現場に掲示し、安全意識の高揚と、健康維持・管理の意識付けを図る。
《未熟練者に対する確認》
・ 未熟練者が災害を起こすことのないように、職長・安責者が適正配置、指導を行い、監視、フォローを行っていることを確認する。
_______________________________________________
 新型コロナウィルス感染症は、いまだ社会生活に大きな影響を及ぼしており、年末年始を控え、気を緩めることなく、引続き感染拡大防止を心掛けた行動をお願い致します。

特に年末年始は、日頃の疲れ等によって緊張感が失われたまま作業を行いがちです。

会員企業様には、今一度、無事故・無災害を目標にした労働災害防止対策を進めていただき、『無事故の歳末 明るい正月』を迎えられるように、ご協力お願い申し上げます。