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【日本百名山 No.71】丹沢山に登頂しました!(TEAM百名山)

今回は、前回の大山に続き日本百名山 No.71の丹沢山(たんざわさん・たんざわやま)の登山にトライしました!

丹沢山は丹沢山地の中心的存在で、標高1,567mの山です。神奈川県相模原市、山北町、清川村の境界に位置し、周辺の山々と共に丹沢大山国定公園に指定されています。日本百名山登山では、この山がピークハントの対象となっていて、なだらかな山頂の一帯にはブナなどの原生林が生い茂り、空気の澄んだ日には大きな富士山を望むことができます。

3月中旬、TEAM 百名山の一行は早朝5:00に大倉バス停前の駐車場にて待ち合わせ合流したのち、ヘッドライトを灯して丹沢山を目指します。

《本日のコース》:大倉バス停 ⇔ 観音茶屋 ⇔ 見晴茶屋 ⇔ 堀山の家 ⇔ 花立山荘 ⇔ 塔ノ岳 ⇔ 丹沢山     (大倉バス停 ~ 塔ノ岳 ~ 丹沢山ピストンルート)総コースタイム:9時間40分

まずは、大倉尾根に向けて歩き出します。大倉尾根は全長約7km、標高差約1200mで、低山とはいえ馬鹿には出来ない、かなりきつい長い登りが続くことから「バカ尾根」と呼ばれています。

〈見晴茶屋〉 観音茶屋を越えて、見晴茶屋までの道のりは歩きやすくハイキング感覚で登ることが出来ました。ここで、一息休憩を取ります。

〈朝焼け〉 まずまずの天気で雨は心配なさそうです。

〈駒止茶屋〉 樹林帯を抜けると階段地獄の始まりです。(笑)

〈日の出〉 さあ、今日も一日頑張りましょう!!

〈堀山の家〉 登れど、登れど、天に上り詰めるように続く階段は歩幅が合わない場合が多く、傾斜も強いのでとても苦労します。 このあたりから、霧が濃くなってきました。

〈山のご褒美〉 朝霧の中、私たちの目の前に親子鹿が現れました!!

〈霧の中を進む〉 濃い霧が山を飲み込み、数メートル先の景色すら見渡すのが困難なコンディションが、気力と体力を奪います。

〈花立山荘〉 霧の中を進み、何とか花立山荘まで辿り着きました。下山してきた登山者からの情報だと、「ここは霧で覆われているけど、塔ノ岳山頂では雲海が広がり、富士山も綺麗に望めるよ!」とのこと、休憩もそこそこに疲れた体に鞭打って塔ノ岳山頂を目指します。

〈塔ノ岳〉 塔ノ岳山頂に登頂しました!! 残念ながら濃霧で何も見えません。(悲)

塔ノ岳(とうのだけ)の標高は1,491 m。 丹沢山地の一角をなし、塔ヶ岳・塔ノ峰・御塔・尊(孫)仏山(そんぶつさん)など多くの呼称を持つ山として知られています。 江戸時代末期から近隣農村の人々が雨乞いや害虫除けを祈願する信仰登山で賑わってきました。かつては山頂を約70mほど下った北斜面に別称の尊仏山の由来となった高さ二丈五尺(7m60cm)ほどの巨岩「尊仏岩」があり人々の信仰を集めていました。 また、江戸時代は山頂に一尺五寸(約45センチ)ほどの石塔があって、そこで山伏たちが採灯護摩修行を行っていました。 塔ノ岳の山名はその塔に由来しています。

〈尊仏山荘〉 霧に包まれ、山頂に建つ山小屋

「尊仏山荘」 その名は尊仏岩に由来しています。 尊仏岩は、関東大震災の余震である丹沢地震で転落し現存していません。 休憩も早々に切り上げ、ぬかるみで足元が悪い中、気力で丹沢山を目指します。

〈丹沢山を目指し、霧の中を進む〉 

〈丹沢山・山頂〉 日本百名山 No.71の丹沢山(標高1,567m)に登頂しました!! ぬかるみを幾度となく超えて、ここまで登って来ましたが残念ながら濃霧で何も見えませんね。(悲)

〈山荘での昼食〉 みやま山荘に到着したのが10:20。 山を登り始めて約5時間が経過しました。 約40分待ちとなりますがカレーは11:00~提供とのこと。 折角なので休憩を兼ねて昼食にカレーを食べてから下山しよう!ということになりました。

〈丹沢山 みやま山荘〉 食事をすませ、山小屋から外に出ます。 すると、晴れ間が出てきました! 天候が回復することを期待して、下山を開始します。

〈薄霧の中を歩む〉 少しずつですが、霧が晴れてきました。

〈笹原が広がる稜線を進む〉 雄大な丹沢の山々が現れてきました。

〈ユーシン渓谷〉 遠くに丹沢の秘境・ユーシン渓谷が見えます。 いつかユーシンブルーを見に皆で訪れたい場所です。

〈下山・塔ノ岳を目指す〉 塔ノ岳からの眺望を楽しみに、疲れた脚を前に進めます。

〈塔ノ岳〉 丹沢山から塔ノ岳山頂まで戻ってきました! 朝方の濃霧は消え、多くの登山客で賑わっています。流石人気の山ですね! 丹沢の山々の中でも特に展望の良さで知られ、天気がよければ富士山や南アルプスといった山岳。 房総半島や三浦半島、伊豆半島。 海に浮かぶ遠方の島々まで360°の雄大な眺望を期待できますが、本日は残念ながら、雲から下部分の景色しか見渡せませんでした。 それでも、ここまで天候が回復したので満足です。

〈塔ノ岳・山頂〉 皆、良い笑顔!!

下山は往路と同じ道を辿ります。 長い下りが続くので転倒など足元に気を付けて帰りましょう!!

本百低山 No.71の丹沢山を無事に登頂することができました。TEAM 百名山の皆さん 楽しい一日をありがとう!